これまでに、薄膜材料と薄膜形成方法を最適化して必要とする機能の薄膜を実現するための研究・開発に携わってきました。技術者として非常に楽しむことができた分野です。お気軽にご相談ください。

”薄膜”は様々な工業製品において必要不可欠な技術です。薄膜技術を導入することで、製品の性能向上、新規特性の付与、製造コストダウンなど、多くの問題を解決できる可能性があります。薄膜形成技術を導入することで貴社の製品の付加価値を向上させて顧客の満足につなげませんか?

  • 薄膜は「はくまく」と呼ばれます。文字通り、薄い膜のことを指します。一般的には、金属、セラミック、樹脂などの母材(基材、基板)の上に、ごく薄く平滑に形成した膜を指します。
  • 薄膜を形成する方法の選択、そして薄膜そのものの材料の選択、この両者の最良の組み合わせを決めることが、要求する機能・性能と低コストを実現するために重要です。
  • 薄膜を形成する手法は色々あります。PVD、CVD、スピンコーティング、メッキ、溶射、表面熱処理、など。それぞれの技術に特徴(長所と短所)があります。
  • 薄膜そのものの材料も多岐にわたり、その決定のためには様々な分野の知識と経験が必要になる場合が多いです。

薄膜形成において、目標とする品質を確保するためには様々な検討が必要です。

  • 目的の機能・性能を達成するための材料(金属、セラミック、樹脂、など)の選択においては、装飾性・耐食性・耐摩耗性・電気的特性・光学的特性・化学的特性・熱的特性・物理的特性・機械的特性など、必要機能・特性を満足する材料を、無限にある候補の中から選ぶ必要があり、そのためには様々な材料知識が必要です。
  • 材料を決定した後は、どのような成膜手法で薄膜を形成するかを決めます。すべての種類の薄膜を形成できる装置は存在しないため、使用する薄膜材料に適した原理の装置を、装置性能・導入コスト・生産能力などの観点も含めて仕様を決定します。
  • 装置を導入した後は薄膜形成条件を決定する必要があります。目的の機能・特性を持つ薄膜を得るために、材料技術に関する知識や分析技術に関する知識を駆使して、薄膜形成条件のパラメーターの最適化を行います。

薄膜形成方法の例(外部リンクMicrosoft Bingが新しいウィンドウで開きます)

上記以外にも多くの薄膜形成技術があります。